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獣害の歴史

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獣害の歴史
旧石器時代~縄文時代
 はじめに
 獣害とは、動物が、餌を食べる行動や、餌を探す行動などのによって、人間が受ける被害のことを「獣害」と呼んでいる。現在日本では、年間150~200億円ほどの獣害被害があるとの報告もある。しかし古代の日本人は動物を狩り食料にしり、一方で動物も人間を襲ったりもしていた。
 時代が進み飼育が始まると、食用や敵対といった関係だけではない、人間と動物との付き合いが始まり、歴史の中で、多面的な動物観が育まれていくのである。
今後、年代を追って人間と野生動物の関わりの変化を検証していきたいと思う。