2011/08/02 みんなの広場

■モンキードッグの今後
 この6月にモンキードッグ倶楽部として「兵庫県森林センター」へ研修に行きました。
その時の質疑応答の中で率直に感じた事は、モンキードッグ育成の継続性の問題です。
先進的兵庫県でも1期、2期、3期とモンキードッグが認定されるのですが、その後に続く「候補犬も飼い主もいない」という現状における先細り現象です。
確かに犬も飼い主も共に歳をとっていきます。
日々営む家族構成があれば世代交代もあり継続性もあるでしょうが、モンキードッグに関してはそれは無理です。
しかし野生動物たちは世代交代はあって、種族は日々の生活を営んでいくでしょう。
そこでまた獣害問題が発生の悪循環が生まれます。
現在活躍している1期2期のモンキードッグたちが、飼い主と犬が異なっても、地域間で共に世代交代していくだけの継続性がどこまで保たれるのでしょうか?
行政と地域住民とが「継続性のあるモンキードッグ世代を養成していく事」も今後の課題であると考えます。この件については、「山田のかかし」の会としても長期的に取り扱って頂きたくお願いします。
■ハナレサルについて
 昨日、離れサルが箕輪中村に現れたというサルドコ情報ですが、矢川地域にも「居る」という情報もあります。実際、被害に遭われてる矢川住民もおられます。
ついては、宇陀名張広域協議会では どの程度、これら離れサルについて把握されているのでしょうか?
今後の対策として、離れサルの捕獲などの検討はされておられるのでしょうか?
「かかしの会」が代表して広域協議会にこの質問をして頂き、その回答をこのページに掲載してください。
■回答


2011/07/29 HP開設にあたり

■名張市役所 産業部 農林振興室長 西森 平太郎
鳥獣害問題連絡会ホームページ開設にあたって
 鳥獣による農林水産業等にかかる被害については、鳥獣の生息分布域の拡大、農山漁村における過疎化や高齢化の進展による耕作放棄地の増加等に伴い、中山間地域等を中心に全国的に深刻化しています。
名張市においても、サルによる被害、シカ・イノシシの増加に伴う被害及びアライグマ・ヌートリアなど、外来生物の増加に伴う被害が深刻化しています。
鳥獣による被害を防止するには、行政と地域住民の皆様が一丸となって被害防止対策に取り組んでいくことが必要であり、市としても、地域住民の皆様により組織された鳥獣害問題連絡会と連携を図りながら鳥獣害問題に取り組みます。
地域の皆様にもこのホームページを活用いただき、地域一丸となって鳥獣害問題に取り組んでいただきますようお願い申し上げます。
■名張市安部田 小田俊朗 
安心して暮らせる名張市をつくりましょう
 私は1993年に名張に居を構えました。先輩の教えを受けながら無農薬有機栽培の農作業を行ってきました。いまは猟友会会員として特にヌートリアやアライグマなどの中型有害獣の捕獲をしながら一反の田を耕作して安心安全のお米を毎日食べさせてもらっています。
名張に来た当初はイタチ、キツネ、タヌキ、鹿などが田畑に来ましたので名張は「自然動物園」だなーと思っていました。しかし、十数年たつとイノシシ、サル、ヌートリア、アライグマなどが加わり「農作物への被害」「生活環境被害」に代わってしまいました。
名張で安心して農業を続けていくにはどうしても鳥獣害対策が欠かせなくなりました。
いまこそみんなの知恵を出し合い、安心して暮らせる名張市をつくりましょう。
■名張市矢川 山村 準
HP名張鳥獣害問題連絡会開設について
 私は、1933年生まれです。先祖から頂いた猫の額ほどの田畑を、今日も体に鞭打ちながら耕作に励んでいます。孫達の夏休みころが夏野菜の収穫期ですので、孫達に少しでも立派な野菜を、見せたくて頑張っているといっても過言でないでしょう。爺チャン婆チャンの夢なんです。この夢を一瞬にしてサルやシカ、イノシシが打ち砕いてしまいます。その愁嘆は筆舌に尽くせません。これが獣害です。いま、中山間地域の農民は耕作意欲を無くして、耕作放棄地が拡大しています。
私たち同世代の立ち話でも獣害問題が話題になることが多くなりました。
「昔はサルなんか見とてもいやへんだのにな…」
「ホンマヤ!来だしてからまだ14~5年と違うか?」
これは、シカ・イノシシにも言えることです。
地域を14~5前年の環境に変えることが、獣害を無くす一番の早道ではないでしょうか。
また、いま、都会では、米の生産過程を知らない子供達が多いと聞いています。明日の日本農業を考えるときほんとに悲しいことです。農業を知らない都会の方達との交流を図ることも考えて行きたいと思っています。以上のことを前提に名張獣害問題連絡会(やまだのかかし)HPを開設しております。
■名張市つつじが丘 古川 高志
私の猿との関わりは、平成14年新年早々自宅の屋根に猿が来てからです、その年3月15日青蓮寺公民館にて名張市の猿の生態と防除対策についての懇談会あり
ここで被害防止については受信機必要と知り市役所の岩並さんに販売している会社聞き11月に購入しました、受信機購入するも猿が何時来るのか分からず、ここで積極的に猿が居る所に行き居場所確認していました、しかし居場所分かっても宝の持ち腐れでしたので
この情報を名張市農林振興室他猟友会の方などにメールで知らせていました、その後平成22年2月よりNpo法人 サルどこネツトを通じ多数の方に情報発信開始していますその間、三重県の獣害対策講習会19年より参加正しい知識を得て来ました、20年にはわな猟の狩猟免状も取得し猿捕獲にも協力しています、おかげで猿の生態・行動等名張A群について詳しく把握出来るようになりました、私の活動はすべてボランティアで行っています、今後も引き続き獣害対策に取り組んでいき被害の減少にお役に立てればと考えています。
■名張市矢川区長 木戸 恭弘
獣害問題の現状と今後について
 今日、私共、山里近くに位置し農業を大きな柱とする農村にとって、獣害問題は最大の課題となっております。猿害については、追い払い隊の活躍や、花火による威嚇に加えてモンキードッグオーナのご好意による、エリアのパトロールが効果的で以前に比して出没数が減じ、被害も減少の傾向にあるものの鹿、猪或はヌートリアやアライグマによる被害は増加しているのが実態であります。
また、厄介な事にこれらは適切な対応の施策が難しく、区民の総員が常に強い関心を持ち手を携えて、日常生活の中で出来ることから実践に参加することから始まるのではないでしょうか。一つ一つの積み重ねが将来の成果に結びつくことかと信じております。皆様の積極的な行動を切にお願いしてご挨拶まで。


- Topics Board -