2016/07/30 研修会参加御礼

 日曜日の早朝という出にくい時間帯にも関わらず、多数の皆さんが参加してくれました。参加者は、その数80人に及び大盛況でした。なかでも、名張西・青峰高校の生徒さんが、先生に引率され参加されていたのが印象的でした。
 このような研修会に多数の参加があり、その層が高校生にまで及ぶということは、取りも直さず鳥獣害が身近に迫り、深刻化していることに他なりません。
 鳥獣害のない地域をめざすには、獣害に対する基礎知識を研修会などで習得し、共有することが不可欠です。
 今後は、講習会参加の呼びかけも農業関係者だけでなく、非農家若年層などにも裾埜を広げて継続していきたいと考えています。
 皆様方の暖かいご支援ご協力を切にお願い申し上げます。


2016/06/09 研修会開催のご案内

研修会開催のご案内
 大量捕獲が終了し両群とも個体数が大幅に減少しましたが、今後は、捕獲後の対策が極めて重要な課題になると思われます。     
 つきましては、今回、大量捕獲後の対策を含めた、「地域で取り組むニホンザル対策」について、研修会を左記の通り開催させていただきます。
 ご多用とは存じますが、是非ご参加いただきますよう、ご案内申し上げます。
         記
研修内容
『地域で取り組むニホンザル対策について』

講師:三重県農業研究所地域連携研究課
   主幹研究員 農学博士 山端 直人 氏
   三重県伊賀農林事務所伊賀地域改良普及センター
         主幹 市川 昌樹 氏
開催日時:平成28年7月17日(日)午前9時30分〜11時30分
開催会場:名張市防災センター(2階研修室)
名張鳥獣害問題連絡会
名張市農林資源室


2013/07/28 一挙に3頭捕獲!アライグマ親子

7月20日
矢川で、アライグマ親子3頭一挙に捕獲。
一挙に3頭とは珍しい。


2013/03/12 『フクロウ』シカネットに絡む

『フクロウ』シカネットに絡む
3月7日シカネットにフクロウが絡んでいると「MDC畠山さん」から連絡。「鳥をよく識っている」人を呼び、ご近所の人たちのご協力で、無事放鳥することが出来ました。
今後、非対称動物に影響を及ぼさない対策も講じなければならないと痛感しました。防鳥用ピカピカテープなどどうでしょうか?。


2012/06/30 鹿の森林被害深刻

 全国的にシカが急増しており、森林被害が深刻な問題となっています。
 三重県内の推定生息数は2002年度38,00頭から、2006年度53,000頭と大幅な拡大傾向にあります。(三重県環境森林部資料)
 名張地方でも農林被害が拡大傾向にあり、赤目・龍神山でもシカによる樹木の皮剥被害が広がっています。山頂付近では樹齢14〜15年の若木200本余が枯死。悲惨な状況です。これでは日本林業の未来が危ぶまれます。 
 日本林業の衰退は、国土保全からみても大変危惧すべきことです。

 摂食線(ディアライン) が連なって、杉の若木が全て枯死している光景を見た時はなぜか恐怖さえ覚えました。緑の葉をつけた木々にも食痕が生々しく残っており、被害は広がりつつある状況。 
 防護柵も設置されているが、倒壊などで機能していません。林道の崩壊なども処どこに見受けられ、大崩落にも繋がる危険もあります。
 森林は、木材供給のほか水源のかん養など多面的機能を有しています。
 「川を制するものは国を制す」といいますが、「川を制するには山を制」しなければなりません。
 


2012/03/31 H23年度MD認定式

 平成24年3月30日 室生オートキャンプ場にて認定式が開催された。
新認定犬
 名張市竜口 1頭
 名張市布生 1頭
 宇陀市砥取 1頭
再認定犬
 名張市   8頭
 宇陀市   6頭
 今後、再認定犬14頭は、宇陀・名張両市にまたがり活躍できる広域認定犬となります。
 今後ともご理解、ご協力をお願い申し上げます。


2012/03/31 猪垣(鹿垣)

 しし垣(鹿猪垣・鹿垣)とは、害獣の侵入を防ぐ目的で山と農地との間に石や土などで築いた垣のことで、先人達が、苦労して、害獣から農作物を守ってきたという苦労の証拠を、今に伝えるものであり貴重な文化遺産でもあります。
 一口にシシ垣といっても色々な種類があり、規模も集落全体を囲んだ長大なものから、個人の田畑を守る小さなものまで、さまざまなものがあったようです。
 構築法についても、その土地土地で手に入りやすいものが使われ、石を積み上げたもの、土を積み上げたもの、自然の地形を利用したものなど様々があるようです。
 近年、林道や宅地造成などで急速に破壊が各地で進んでいるそうで、非常に残念に思います。

 矢川にもしし垣が残っていると、杉森輝男さんから聞き及び、先日、伊賀の国地名研究会の米沢範彦氏と一緒に案内して頂きました。
 現地は、矢川小字前山の長坂地区に隣接している所で、倒木が多く嶮岨な山中に、高さ約1b幅約50aの土塁が、昔の面影を残し尾根から谷の方にと連なっていました。 
 構造が土塁構築であるので、経年による風化などで完全な姿を留めてはいませんが、一見してそれと判るもので、先人の苦闘の歴史が刻み込まれた、極めて貴重な文化遺産です。
 現状の保存を期待してやみません。
垣の始点、終点は杉森さんにも分からないそうですが、その規模は相当長大なものであることが想像できます。
 シシ垣で野生動物と人里(人間の生活空間)を住み分ける方法は、今日のネット柵や電気柵などに受け継がれています。
 


2012/02/18 シカ一網打尽 (ドロップ ネット)

 ドロップネット方式は、兵庫県森林動物研究センターが2008年に考案した。
 18メートル四方に高さ2・5〜3メートルの支柱を設置し、上部に網を広げる。
 一定期間網の下にエサをまき、多くのシカが訪れるようにした後、カメラで観察しながら遠隔操作で網を落として多数のシカを一気に捕獲する。
 同センターでは一度に25頭捕獲した実績もある。 (京都新聞) 

 近年シカが大繁殖しています。
 これは、温暖化や、狩猟者が高齢化で減ったことなど、複合的な要因が影響していると思います。 要因の一つに人間の身勝手な営みも影響していると言うことを忘れてはいけないと思います
 異常な増え過ぎは、農林作物被害や生態系の崩壊に繋がります。
 これに伴い宇陀市では、一度にシカを大量捕獲できる「ドロップネット方式」のわなを導入。大和竜口で試験的に捕獲を実施しています。
 高度な技術が不要で効率的なため全国的に注目されています。


2011/12/06 第3期野生動物追い払い犬訓練始まる

 獣害対策の一つとして、宇陀・名張地域鳥獣害防止広域対策協議会が取り組んできた、野生動物追い払い犬(モンキードッグ)の運用も順調に進展し早、3年目を迎えています。
 大町市が猿害対策の一環として、全国で初めて試みた事業ですが、現在では全国的に広まってきています。
 この度、宇陀・名張地域鳥獣害防止広域対策協議会は、更なる獣害対策拡充のために第三期のモンキードッグ育成を計画。 
 11月7日、室生区オートキャンプ場において訓練を開始しております。 今回6頭登録。開校式に参加した犬は5頭です。
 訓練は訓練士が出張されて、数カ月間にわたって行はれます。座れ、伏せ、待てなどの基本的な服従訓練を行った上で、猿を追い払うための独自訓練(偽の猿を追いかける練習など)も行います。 人に危害を加えないことや、猿を追い払ったあと深追いしないことなどがポイントとなります。


2011/11/12 モンキードッグお披露目

平成23年11月6日「なばりとりたて」において、宇陀・名張地域鳥獣害防止広域対策協議会のモンキードッグ9頭が参加し、市民の皆さんに紹介されました。
 獣害対策の一つとして、宇陀・名張地域鳥獣害防止広域対策協議会が取り組んできた、野生動物追い払い犬(モンキードッグ)の運用も順調に進展し早3年目を迎え、11月7日には第3期の訓練も開始予定になっています。
 大町市が猿害対策の一環として、全国で初めて試みた事業ですが、現在では全国的に広まってきています。
 宇陀・名張地域鳥獣害防止広域対策協議会のモンキードッグは、18頭と頭数が多くまた、宇陀市と名張市二つの群にまたがって運用活動しています。 
 これは、全国的にも画期的な取り組みだと思います。 
●写真=参加した9頭勢揃い。右から
大西(クロス)
山脇(夢雲)
宮下(ソロモン)
山口(駿)
栢本(夢)
逵(次郎長)
畑山(モミジ・団十郎)
渡辺(トム)


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